原油価格 crude price 2005 3 22

 原油高は、中国やインドの経済成長による需要増加が原因とされますが、
アメリカ人の石油の無駄遣いも、原油高を招いていると思います。

2004年9月15日号のニューズウィークには、このような記事があります。
「原油高の真犯人は、サウジではなく、SUV車」
「不安定な中東情勢や中国の需要増以上に、
原油価格を押し上げている最大の原因は、アメリカ人の無駄遣いだ。」
「経済が回復したから、石油の消費量も増えたのか。」
「いや、アメリカの道路を走る自動車の燃費効率が、
この20年で大幅に悪化したからだ。」
「その元凶が、SUV(スポーツユーティリティー車)だ。」
「90年には、アメリカ人の保有する車の5%にすぎなかったSUVが、今は55%を占めている。」
「ばかげた法律のせいで、SUVはトラックに分類されるため、
乗用車に適用される省エネ基準を満たさなくていい。」

原油価格 crude price 2004 8 9
 最近、原油価格が注目されますが、
原油にも、いろいろな種類があります。
 簡単に言えば、「軽質」、「中質」、「重質」の原油です。
一般的に言って、「軽質」の原油の方が、
ガソリン成分を多く含んでいますので、やはり、取引価格は高くなります。
 原油は、産地によって、「軽質」の原油が多く産出される地域から、
「重質」の原油が多く産出される地域まで、「いろいろ」です。
 たとえば、WTI原油(ウエスト・テキサス・インターミディエート)は、
「超軽質」とされます。
 サウジアラビアは、現在では、増産余力が、
「中質」や「重質」の原油が中心となっていると聞きました。
 現代は、車社会(特にアメリカ)ですので、
「軽質」の原油が多く産出される地域が好まれるかもしれません。
 最近、原油の需給が問題になりますが、
こうした原油の種類別に需給を考えることも必要かもしれません。
 (おまけ)
 ところで、日本も、産油国です。
新潟県や秋田県で、原油が生産されています。
もちろん、産出量は微量で、国内自給率は1%にもなりません。
 しかし、明治時代には、石油王と呼ばれた人もいました。
新潟県には、石油開発時代の歴史が見学できるところがあります。
新潟県内の温泉には、油田の試掘の途中で発見された温泉があると聞きました。
































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